良い間取りとは?③
家づくり相談室
2019/10/15
回遊式の間取りについてお話させて頂きます。
欧米の住宅は部屋の出入り口が開き戸で部屋と部屋の間を廊下でつなぐ間取り
が主流です。一方、我が国の住まい、とくに古い民家などを見ると、
部屋と部屋とは引戸で仕切り、廊下はなるべくつくらない間取りが
一般的でした。廊下が無いので、引戸を開けば部屋から部屋へぐるぐると
動き回れます。このような動線を回遊性のある動線といいますといいます。
適切な位置に配置された回遊動線は、住宅に近道という恩恵を与えてくれます。
例えばキッチンと脱衣室を結ぶ動線は、家事の効率を格段に上げてくれる近道です。
注意しないといけいないのは、回遊動線をもつ間取りは、計画的に配置しないと
収納もプライバシー確保することが難しくなります。もっといえば回遊式にすると
収納量がへります。収納量と回遊式の効率性をどちらを優先したらよいか、迷ったら
是非、家づくりのプロに相談してみて下さい!きっと理想の間取りができます。
井上でした!