間取りプランの考え方③
家づくり相談室
2019/09/10
みなさんこんにちは。
子育て安心住宅の新谷です。
前回の続きで間取りプランの考え方です。
ゾーニングの3つのポイント
①動線
人が移動する経路の事を動線と言います。目的の場所に早くスムーズに行ける事が理想的です。
例えば、子供部屋からトイレに行くのにリビングを通らなければならないようだと来客時には落ち着きません。また、朝の身支度時に2階の自分の部屋と1階の洗面所やトイレを何往復もするのは大変です。
このように、動線は同じ家族でも人によって、また時間帯や曜日によっても変わってきます。いろいろなパターンをシュミレーションして、無理や無駄のない動線になるようにゾーニングしましょう。
②通風
隣家との間にある程度距離が必要です。住宅密集地でも、ちょっとしたゆとりをつくるだけで風の通り方は違ってきます。風の通り道を考えたうえで敷地内の建物の位置を決めましょう。
そして、一部屋に二つ以上の窓を設け、風の通り道を作ります。出来れば対角線上に、また、水平方向だけではなく、上下に風が流れるようにすると効果的です。
窓の位置を考える際には、隣家との窓の位置関係に配慮が必要です。高窓や地窓を活用するなどして、プライバシーを守りつつ快適さも確保しましょう。
③採光
基本的には一番日当りの良い所に家族が集うリビング・ダイニングを配置したいものです。敷地の条件が悪く1階の日当りが良くない場合、思い切って2階にリビングを配置することも考えてみましょう。どうしても1階にリビングを置きたいなら、吹き抜けや天窓などで光を取り込む方法も。
せっかく新居がいつも暗い様では気持ちも萎えてしまいます。様々なプランを検討して、室内に光を取り込む工夫をしましょう。