良い間取りとは?②
家づくり相談室
2019/08/29
良い間取りとは?
若手とベテランの設計者をくらべて、間取りで最も差が出る部分はどこか?と
問われれば、ある設計者は『間』と答えたそうです。
部屋と部屋の間、室内と屋外の間、人と自然の間など、なにかとなにかの境界には飛躍的に洗練されていきます。
間取りとは文字通り、間の取り方、間のデザインでもあるそうです。
敷地が広ければ別ですが、限られた面積の中に少しでも伸び伸び暮らせる
住宅をつくりたければ、大きなワンルームを空間を必要に応じて間仕切ると
いう発想が不可欠です。家族が集まるLDKは仕切らない。
寝室や水回りは家族といえども見られたくないので仕切る。
そんな処理をしていくと、余計な間仕切りはなくなります。
足し算ではなく、割り算つまり、小空間の足し合わせではなく、プライバシーの
レベルに応じて空間を分割し、間仕切っていく作業が、間と間のあいだを生み出していきます。
まずは四角い形をつくり、必要に応じで空間をつくっていく、そうすれば
理想の間取りが完成していくでしょう!
最後までお読みいただきありがとうございます。
井上でした。